震災1年の取材を振り返って コルドラ記者

2012年03月28日メディア 取材 日本

9月の最初の2週間は、シュピーゲル誌のアサイメントで福島原発の作業員の拠点となっているJビレッジの取材。
今まで2回一緒に仕事をした、ドイツ人女性記者のコルドラが再び来日した。

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正式な取材許可を貰っていなかったので、私もコルドラも少しづつ少しづつ撮影と取材を開始。いつもはニコンのD700で撮影した私も、あまりカメラが大きくては目立つので、コンパクトカメラ&D40で撮影。あ〜コンパクトカメラの使い方が分からず、イライライライラ。。。。結局D40で撮影した。この写真は原発からJビレッジの帰ってきた作業員の方が防護服や手袋などを脱ぎ捨てている所。

 

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スクリーニング会場の近くのグランドに3月20日から貯められている、作業員の防護服やマスクの山。

11月の東電の代表取材の際には、これらの防護服やマスクは片付けられていたそう。。

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その防護服の間に入って様子をメモする記者のコルドラ。それにしても、このコルドラの取材力っていうか、仕事に対する熱意が凄い。ドイツで準備してくる資料の量も半端がなく、福島原発の中の構造まで既に詳しく知っていた。数年前、アフリカのスーダン内戦の取材で走り回っていたと聞いたけど、さすが!だと思った。これまで一緒に取材をしてきた、海外の記者はコルドラ以外全員男性だったけど、コルドラほどエネルギーのある記者はいなかった。写真のことも考えてくれて、本当に一緒に仕事をしやすい素敵な女性です:)

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記者のコルドラ Jビレッジ正面玄関にある防護服の箱の前で。
この直後に、東電のスタッフに見つかり外へ連れ出されてしまった。。。ちゃんと許可を取るように、と言われたので、「申請しても認められないから、仕方なく勝手に入らせていただきました、、、」としか返事が出来なかった。

 

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原発復興作業に関わる方たちが生活するJビレッジの寮。

 

以下の写真は、取材から2週間後のシュピーゲル誌に掲載された写真です(4ページ)。

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