7月7,8,9,16,17日:ドキュメンタリー写真家のための 5 days集中ストーリーテリング講座

2017年07月01日その他 イベント

[ドキュメンタリー写真家のための  5 days集中ストーリーテリング講座]
7月の5日間、『TIME』紙や『New York Times Magazine』などで発表をする友人の写真家 James Whitlow Delano(ジェームズ・ウィットロー・デラーノ)とドキュメンタリー写真のストーリーテリングワークショップを開催します(日本語で行いますが、英語しか話せない方でも対応可能です)。

 

詳細→http://tip.or.jp/series/storytelling/5days-for-documentaly-photographers

 

写真の講座というと写真やカメラの技術を身につけるか、一方的に講師が作品について話をして終わりというようなものが多いですが、今回は5日間の間に集中して写真を撮影しながら、同時にレビューをし、そして写真編集をしていきます。ただ現場に行けばいい、ただ目の前に起きていることに反射して写真を撮ればいいということでは、全く通用しなくなっている今(ニュースカメラマンの取材の場合は別にして)、物語のコンセプト、単写真とストーリーテリングの違い、そして私たちフォトジャーナリストや写真家自身が向き合っている問題をどう記録していくのかということについてもじっくりディスカッションをしていきたいと思います。このようなワークショップは海外では頻繁に開催されていますが、残念ながら日本ではこのような機会はほとんどありません。2年前に参加する機会をいただいたオランダの世界報道写真財団のワークショップがとても充実したものだったので、私がこれまでに学んできたものを共有出来るようなワークショップを目指しています。
個人的なドキュメンタリー写真のプロジェクトを進めていこうと考えている方、是非ご参加下さい!

写真展のお知らせ@名古屋 6月10日〜18日(ギャラリートーク10日19時〜)

2017年06月03日イベント 写真展/展覧会

写真展「ヤズディの祈り」
場所 名古屋:Focus Rock Studio & Galleryにて

詳細→https://www.frsgallery.com/now-exhibition-3

【開催期間】
2017年6月10日(土)〜6月18日(日)  ※月曜休廊
13:00〜19:00(最終日は18:00まで) 

【ギャラリートークのお知らせ】
6月10日(土) 19:30〜
参加費:1,000円
ご予約は下記メールアドレスまで、お名前、ご参加人数、返信用メールアドレスをご明記の上お申し込みください。
info@frsgallery.com

Focus Rock Studio &Gallery
アクセス 名古屋市中区栄5-12-32 栄サンライズビル2F
Tel                052-718-5605
地下鉄「矢場町駅」1番出口より徒歩3分

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-ステートメント-

中東のマイノリティーであるヤズディの人口は世界全体で約60~100万人と推定される。イラク、イラン、トルコ、シリア、ドイツなどの地域に分散するが、その多くがイラク北西部のシンガル山とその周辺の村々で暮らしてきた。シンガル山は「ノアの方舟」が最後に流れ着いた山だと信じるヤズディーが何世紀にも渡り暮らしてきた山。 信仰の起源についてはさまざまな議論があるが、古代ペルシャの信仰宗教、イスラム教、ゾロアスター教などが入り交じり、口承で文化や伝統が引き継がれてきたと言われている。しかし、彼らの信仰や価値観はイスラム教徒とは異なり悪魔を崇拝する異端者とされ、これまで何度も虐殺の対象とされてきた。そんな中、2014年8月3日深夜、シリアとイラクで勢力を拡大していたダーシュ(過激派組織IS) はヤズディーが暮らす、シンガル山周辺の村々への攻撃を開始した。その日以降、何千ものヤズディー男性や高齢の女性が殺害され、若い女性たちは拉致され、強制的に戦闘員と結婚をさせられた。
私は2015年2月から約2年間、イラク北部やドイツを訪れ、避難生活を送るヤズディの家族の家に滞在しながら取材を続けてきた。 今も緊張感が張りつめたシンガル山で避難生活を送るヤズディ難民、美容師の夢を諦めISに復讐するために兵士になった女性、家族と別れドイツに渡った若いヤズディたち…。今はそれぞれの人生を歩んでいる彼らが、大切にしてきたモノ、思い出の写真、土地などヤズディの記憶をかき集めるように取材を重ねていった。ヤズディの一人一人が語る物語の記録に向き合いながら、遥か遠く離れた土地で暮らす、彼らのありふれた私的で個性的な日常を想像することで、この世界にヤズディが存在しているのだということにようやく私たちは気づかされるのではないか。

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